side サクラ





こんな平和な日は、ふと手紙が書きたくなる

木の葉を去った人たちに……



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はたけ カカシ 様
いかがお過ごしでしょうか
里は概ね平和です
また、みんな元気です


カカシ先生が里を去ってから
イルカ先生も里を去りました。
カカシ先生は無事にイルカ先生と会えましたか
カカシ先生の事だからぬかりはないと思いますが


そうそう、サスケ君は、無事に木の葉に帰ってきました
ナルトの一念に心を打たれたのか
思うところがあったのか
分かりませんが・・・
今では、『うちは』一族復興に奮闘しています


ナルトと言えば、次の火影になることが正式に決まったんですよ
ナルトのヤツ、しっかり夢を叶えちゃったんですよ
カカシ先生聞いてくださいよ
ナルトったら、とうとう下忍のままで火影になっちゃったんですよ
意外性を突き抜けて唖然としちゃいましたよ


今回はこれくらいにしときますね



はるの サクラ

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遠くから、自分を呼ぶ声が聞こえた。
「サクラ先生ぇー」
「今行くから待ってなさーい」







追伸
私も先生になりました。
なんと、医療忍術の適性のある子や
医療忍術を学びたいと思っている子を
教え、育てる学校の先生ですよ
今になって、先生たちの苦労が手に取るように分かるようになりました







そして私は、高く澄んだ空を仰ぎ見る
その空には、手に手を取って微笑んでいる
かつての師達がいたような気がした。




そして、子供達のいる所に私は帰って行く
平和な里の象徴へと



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