3 その後は、綱手様のカツユと俺との連携で情報を伝達統一し、もっとも効率よく他にいた暁を掃討した。 パワーアップした俺にかかればこんな事はお茶の子さいさいだった。 戦いが終焉間近になった時、もう大丈夫だろうと、事の経緯を詳しく話し始めた。 話し終わると綱手様から精密検査を受けろとか、この仮の体達は情報班に渡しとけとか、言われた。 俺はいまだに病院には長いしたくなかったので、返事だけはいっちょ前にしてその場を辞した。 この体達は、言われた通りに情報班の所まで行かせて接続を閉じた。 ********** 全てを終わらせた俺は、傍で待っていたイルカの元に足を向け 「イルカ。すべて片付いたよ あのね、俺もう我慢が出来ないの… だから しよ イルカも途中でほったらかしじゃ辛いんじゃない?」 「っな、な、 そんなこと真顔で言わないでください。よけいに恥ずかしいです」 顔を真っ赤に染め上げてイルカはそっぽを向いてしまった。 それはイルカの照れ隠し… 俺は遠慮することなくイルカを抱きかかえて、瞬身の術で家まで飛んで、イルカをベッドの上にそっと下ろした 待ちきれないとばかりに俺はイルカを一糸まとわぬ姿にした。 イルカの上半身は痛々しかった。 俺はそれを見て、その痕を優しく触るか触らないかの力加減で撫でてみたり、唇がそっと触れるだけのキスを落としたりして、労わるようにそっと慰撫した。 そんな愛撫を受けていたイルカは小刻みに体を震わせて 「カカシさん、くすぐったいです」 クスクスと笑いながら、そんな触り方しないで下さいとその瞳が雄弁に語っていた。 そんなイルカを見せられるとつい酷いことをしたくなる。 酷いことをされたイルカを労わりたいのに どうしても自分のなかの獣が暴れだしそうになる ふと、イルカの腹が目に付いた。 そこには白いモノが飛び散っていた。 俺であって俺ではないモノによって散らされたイルカの喜びの証。 腹の底から湧き上がるどす黒い感情を必死に押さえつけて、紳士然とした態度でイルカに接した。 アイツが触れた痕を消したくて、もう一度イルカを俺のモノにする為に、マーキングのし直しの意味も込めて俺は言った。 「イルカ、消毒した上げる」 その言葉を皮切りに俺は慰撫していたその所作を意図して猥らに動かし始めた。 イルカの胸は、アイツが手酷く嬲ったから、痛々しかった。 可哀想かと思ったが、俺はその胸の飾りを口に含んで舐め回した。 「っ…、んん―――。」 ちょっと強すぎたのかイルカが微かに痛がったのでもっと優しく舐め回した。すると、気持ち良いのか微かに良さそうな声を上げた。 そうやって最初は優しく優しく愛撫していき、イルカのなかからアイツが与えた恐怖心を拭い去りながら、少しずつその力を強くしていった。 交互にその飾りを舐め回したせいか、それは、芯をもって硬くなっていった。 俺の唾液でてらてらと濡れそぼったモノをそれぞれの親指と人差し指で、積まんで捏ねくり回して、押しつぶした。 「…………っ」 ピクリと反応を返した体に思わず笑みがこぼれて、どんな顔をしているのかと見やった。 イルカは顔を腕で隠して、己が手を噛んで一生懸命に声を出すまいとしていた。 「イルカ」 俺は呼びかけて噛みしめた手を口から外させた。 「ダメだよ。イルカを傷つけていいのは俺だけなんだから。例えイルカでも許さないよ」 そして俺は噛み痕の残るその手をペロリと舐めた。 呼びかけられて俺と目を合わせていたイルカは舐められたとたんに真っ赤になってふぃっと横に顔を背けてギュッと目を瞑ってしまった。 羞恥に染まる顔をもっと眺めていたかったけど、気を取り直して俺は続きを再開した。 胸の飾りを指で弄びながら、イルカの腹に散った白いモノを舐め取っていった。 いつの間にかイルカ自身も喜びに立ち上がって新たな滴を次から次に溢れ出ていた。 俺はイルカがそこへの刺激を欲しがっている事は分かっていたけどわざとそこには触れず際どいところを舐めたり、キスしたりして彼を焦らした。 だった一言。「欲しい」と言って欲しいが為に俺はいつもイルカをとことん追い詰める。 「っん!! いゃ、っん―――!!」 イルカの反応が良いことに気をよくした俺は、太腿の内側に右手を持っていき撫で回し更に煽った。 イルカは、俺が触っていると、ぴくぴくと反応を返していた。 ふと見ると、俺にダメ出しをくらっていたイルカはその両手できつくシーツを握りしめていた。 それがちょっと寂しくて俺はシーツをイルカの手から抜き取りその手を掴んだ。 両腕を取られたイルカが瞳を開と「ぅへ?」と変な声を上げた。 俺はにっこり微笑んで、「手はここね」と俺の首にその腕を回させて俺はイルカの口を塞いだ。 「んん―!! っあふ。……っふ。……!!」 俺はイルカにキスしたことで、まだしていなかったことを思い出し、貪り喰らう勢いで、深く激しくイルカを求めた。 気づくと、飲み込みきれなかった2人の唾液が、顔を伝って流れ落ちるほど長く激しくいたしてしまった。 イルカの中からそっと抜け出すと、2人の間を糸が繋いでいた。 切れそうで切れない細い糸。 滴をまとわりつかせて…… 自重で切れる前にもう一度軽く口づけて舐めとった。 今にも零れそうなほど、瞳を潤ませて快楽の虜になったイルカは俺にすがりついてキスをもっとして欲しいと強請ろうとした。 「か…かしぃ……ん。も……と…、…ほ…ぃ……ですぅ。……んんー!!」 イルカが俺にすがりついてその言葉を零した。だから俺はそのご褒美にイルカの快楽を満足させる為にその双球を揉みしだいた。 「また、後でねぇ!! 今はこっちね」 と触れるだけの可愛いキスを落として、イルカ自信を愛撫するために体をずらした。 漏れ出る密で濡れているイルカ自身を奇麗にするつもりで俺は蜜を舐めとった。 しかし、今のイルカには、更なる刺激にしかならないのか、次から次に止めどなくあふれ出てきた。 「ふっ。んん……っふぁ」 イルカの声を聞きながら俺は、舐めてたそれを徐に口へと含んだ。 「っん―――――!!」 その刺激だけでイルカは達してしまった。 イルカが気をやってるうちに、俺はこれ以上イきすぎて辛くならないようにと、チャクラで、イルカ自身を達することが出来ないように施した。 いまだに意識が朦朧としている間にここぞとばかりに、俺はイルカの膝裏に手を添えて、ぐっと押し開いた。 つつましく隠れていた蕾が顔を覗かせた。 そこはすでに、イルカの蜜で濡れておりヒクヒクと蠢いて俺を欲しがっているようだった。 知らず知らずのうちに俺はゴクリと喉を鳴らしていた。 まるで吸い寄せられるように俺はそこに顔を近づけていった。 蕾を舐めて、唾液をそこに馴染ませるように舌を捻り入れた。 「っん―――――!! やっ、な、な……にぃ。うっ―――んん」 そこを舌で解されることに、殊更羞恥を覚えるためか、イルカは舌を入れることをよく嫌がった。 「いやっ、やめ……っは」 乱れるイルカを正面から愛でながら、俺は舌の他に指を差し入れて本格的に解しにかかった。 その蕾を舌と指を使って柔やわと揉みほぐし、奥に少しずつ進めていった。 やはり、唾液だけでは滑りが足りないのかイルカは少し辛そうな顔をしていた。 そこで、俺はイルカのそこへローションを流し込んだ。 「ひぃや!! な、つめ…い」 いきなり冷たい何かをそこに流し込まれたと思ったイルカは、怪訝そうな顔を俺に向けてきた。 俺はイルカに、ローションの入れ物を見せつけた。 「ん!? コレを入れたの。冷たかった?ごめ〜んね。でもイルカを傷つけない為には必要だから我慢してね」 そう言って、俺は指を1本増やした。 ぐじゅぐじゅになったそこを指で犯していたら、頭が変になりそうになった。 本当はもっと、イルカを気持ち良くさせて、後ろの蕾をとろけるぐらいまで揉み解したかったけど、俺の我慢も限界だった。 これ以上、本能を抑えつけると暴走してイルカを傷つけてしまう恐れがあったのでイルカには申し訳ないが、2本の指で数回前後させただけでそこから引き抜いた。 「ぅん―――っ!!」 指が出て行く感触が気持ち悪いのかイルカは、ぶるりと体を震わせると、安堵の息を吐き出した。 「安心するのはまだはや―いよ♪」 そういって俺はイルカの負担を少しでも軽減させるために、ローションを自身にたっぷりとまぶした。 「イルカ……。ごめんね。我慢の限界、入れるよ。本当にごめん」 そういって一気に貫いた。 「っ―――!! っあ!?、イヤっ―――イかせて―――!!」 その刺激だけでイってしまうほどだったのか、イルカは自身が塞がれていた事実に泣いて嫌がった。 解き放って欲しいと 俺は余りの気持ちよさに少しだけ漏らしてしまった。 (あーぁ。勿体無い。気を抜いたら簡単に持っていかれそうな程きもちいぃー。もっと味わいたい。いや、味わいつくしたい)そう思って俺はイルカにお構いなしに腰を前後に動かし始めた。 「んあっ―――――――んん―――ぅあん……っあ、……い、っや」 俺はイルカの良いところを狙って穿った。 イルカは何かから逃れるように首をふっていた。そのたびに髪の毛がパサパサと頬や布団を叩いていた。 「……っ、や――――――!!」 「っ―――――――!!」 俺はイルカに締め付けられて、イかされてしまった。 イきたいのに、イけない苦しさからイルカは涙をポロポロこぼしながら泣いていた。 その様は憐憫であったけど、イルカの為と心を鬼にして、その涙を啜って、目元に軽いキスをした。 全てをイルカの中に吐き出した筈なのにそれはすぐに力を取り戻した。 その後俺は何度も何度もイルカの中に吐き出した。 前からしたり、後ろからしたり、胡座をかいてその上にイルカを座らせ下から突き上げたり、色々な体位でマグわった。 最後は、向き合って共に イく瞬間に、やっと解放してやると、イルカは俺の名を叫びながら、盛大に撒き散らして意識を手放した。 気を失っているイルカを俺は手放さないとばかりに、どこにも行かせないように、胸に掻き抱いていた。 イルカからは、スースーと穏やかな寝息が聞こえていた。 イルカの体を綺麗に拭いてから俺は軽くシャワーを浴びて戻ってきた。 しばらくの間俺はイルカの寝顔を眺めながらその髪を梳いていた。 どのぐらいそうしていただろうか。不意にイルカが身じろいで、眉間に深い皺を寄せて、その手で何かを捜すように開いている空間をさまよいだした。 とっさに俺はその手を取った。 すると、イルカは俺の手をギューッと握りしめてほっとしたのか眉間の皺を弛ませた。 「イルカ」 俺は歓喜に打ち振るえながら、今にも消え入りそうな掠れた声で彼の名前を呼んでいた。 イルカのその無意識の行動が嬉しかった。 自分はイルカを忘れて置いて行こうとしていたのに 繋いだその手にポタポタと雫が落ちていると思ったら、俺の世界が歪んでふやけた。 その時になって始めて俺は自分が泣いてることに気が付いた。 哀しかったのだろうか 嬉しかったのだろうか 幸せだったのだろうか 苦しかったのだろうか 悔しかったのだろうか その全てであって、どれでもない 静かに、ただただ流れ落ちていく そして俺はそれを流れるが儘に任せて、イルカの隣にこの身を滑り込ませた。 何にも代え難い、喪えない大事な宝 奪われないように 消えてしまわないように その胸に掻き抱いて その幸せに浸かりながら つかの間の幸せに身を委ねた この先に何が待っているか解らないけれど 後悔なんかしないように その一瞬一瞬を精一杯生きるために 今は、その微睡みのなかで fin 2へ NOVELへ |