Aphrodisiac





 カカシ先生はしばらくは、俺の前を刺激せずに後ろだけを弄っていた。
 俺は絶えず与えられた刺激に限界を超えてしまった熱を吐き出した。
 俺の滾りはとどまることを知らないかのようにタラタラと精を吐き出していた。
 俺の後ろを弄んでいたカカシ先生が俺の状態に気がついて
「初めてなのに後ろをいじっただけでイっちゃったの? 前をこんなにして……、クックックッ あなたはなんて淫らなの。たまらないねぇ〜」
と言いながら後ろを埋めていた指を抜き去り言い終わったと同時に項に口を寄せ甘噛みしつつ、熱く滾ったもので一気に俺を貫いた。
 何が起きたのか本当に分らなかった。貫かれた瞬間痛みが体を走り抜けた。そして俺の腹を満たしたモノが熱くて、熱くてたまらなく熱くて俺は思わず「あ…あ・つ・い…ぅんー!!」と口走って体にギュッと力を入れてしまった。
 クッとカカシ先生が息を呑み、俺の中に何かが広がった。しかし、俺はそれどころではなかった。
 体に力を入れることにより、腹を満たしていたモノの形をはっきりと捉えてしまったのだ。
 さらに、それは何に煽られたのか、ピックと動いてさらに大きくなった。
「あん!!」
その衝動に押されるように俺は鼻に抜けるような、媚びるような、小っ恥ずかしい声をあげてしまった。
 その声に触発されたのかいきなりカカシ先生が激しく律動を開始した。
 俺はその動きに連動するように恥ずかしい声を惜しげもなく上げ続けていた。
 カカシ先生は何度も何度も俺の中に吐き出していた。
 最初の頃は俺も回数を数えることができたけど、淫悦に染まった頭では最後まで数えることなど出来なかった。
 結局俺は、はたけ カカシ という嵐に翻弄されて、いつしか気を失ってしまっていたのだ。  この行為が何時終わりを告げたのか俺は知る由もなかった。
 結局俺が目を覚ました時には既に、陣地内の天幕の寝床の中だった。
 カカシ先生の体を犯していた薬は無事に抜くことが出来たのかその結果が気になるところではあった。


 意識を取り戻した俺は、ギシギシと悲鳴を上げる体を引きずりながら天幕の外へと出て行った。
 外は既に夕暮れ時だった。
 周りでは、炊事に動きまわっている者たちが見受けられた。
 とりあえず俺は、同じチームの誰かがいないか辺りを見回して見た。
「イルカー!!」
 向こうから俺の名を呼びながら男が一人やってきた。
 彼は俺の傍まで来るなり
「起きて大丈夫なのか?」
と、心配そうに聞いてきた。俺は彼の心配を要らぬ世話だと吹き飛ばすために会心の笑みを顔に張り付けて
「心配掛けて悪かったな。もう大丈夫だ!! ところで俺に何か手伝えることはあるか?」
と、謝罪と質問をした。
「特にない!! それより喉が渇いていないか?」
 彼は起きてきたばかりの俺に水が入った器を差し出してきた。
 俺は軽くサンキューと礼を入れてからそれを飲み干した。
 水を飲むことで俺は喉が渇いていたことを自覚した。
「もうすぐ、飯時だ。それまでもう少し休んでおけ!! 飯は天幕に俺が運ぶからよ」
「ありがとう。そうさせてもらうよ」
 彼とはそこで別れて俺は飯の時間まで休むことにした。
 俺はまた横になるとすぐ睡魔に襲われて夢の住人となった。


 次に俺が目を覚ましたのは、食欲をそそる美味しそうな匂いに覚醒を促された時だった。
 俺は眠気眼をこすりながら目の前に出された食事に目を見開いた。
「おっ!! 何か旨そう」
 俺はいそいそと寝床から起きだして、食べる場所を確保するために場を片づけた。
 天幕でチームの仲間たちと飯を囲んで食事をした。
 ついでに、俺が寝ていた間の事を聞きだした。
 チームの仲間は俺が寝込んでしまったことにより今日は陣地での待機となった。
 その間彼らは炊事の手伝いをしたり、見回りをしたりしていたようだった。
 俺が寝込んでしまったせいで同じチームメイトの仲間達には迷惑をかけてしまったようだ。
 とても申し訳なく思いながら俺は食べ終わった食器を片づける手伝いを申し出た。


 俺たちが汚れた食器などの洗浄片づけをしている時に、部隊の副隊長を伴ったチーム隊長が俺たちの前にやってきた。
 俺たちは、部隊の副隊長が直接やってきたことに心なしか緊張しながらどんな命が副隊長の口から飛び出すのかと固唾を飲んで身じろぎもできずにたたずんでいた。
「うみの・・・ 悪いが今から副隊長の指示に従ってくれ!!」
 何かいい知れないほどの気まずい雰囲気を漂わしながら隊長からそう厳命された。
「・・・わかりました」
 ふとした嫌な感じが拭えず俺は嫌な汗をかきながら何とか返事を返し、チームメイトに済まないと目で謝ってから、隊長の後方で待っていた副隊長に軽く会釈をし、俺が近づくのを確認しそのまま踵を返して歩き出した副隊長の後をついて行った。

 副隊長は周りに人がいないことを確認してからその重い口を開いた。
「…もう、察しがついているかもしれないが、これからお前はとある方の処理の相手をしてもらう。詳しくは知らないが、媚薬の類を喰らったと思われる。誰もその瞬間を見ていないので本人の状態を見て判断した。で、熱を散らすのに誰か抱きたいやつがいるかと聞いたところ・・・お前の名前があがったというわけだ」
 更に重い沈黙があたりを支配した。
 俺はその沈黙に耐えられないとばかりに
「断ることは、・・・できないんですよね」
 かすれそうなほどにか細い声で、藁にもすがる思いで聞いた。
 しかし、最初から分かっていた事だ。

 体に入り込んだ毒の類の効果を打ち消すために手っ取り早く外に出す手段として性処理という名の医療行為が行われていた。
 特に最前線で必要な人材ほどこの手の方法で処理してさっさと復帰を強要されるのだった。
 その関係上処理を望む者は相手を指名することもできるのだった。
 何せ体内の毒等を早急に外に出すために勃起して抱くことができなければならないのだから・・・
 普通ならそれ専用の訓練を受けたモノが相手をするのだが場合によってはアイツでなければ処理することが出来ないとい言うものもいる。
 ただそんな我儘はよっぽどの地位の持ち主でなければ罷り通らないのだった。
 つまり、俺を指名するくらいの地位の持ち主が相手なのである。

 副隊長が直々にやってくるほどのモノ・・・もしかすると相手は暗部かもしれない・・・

 副隊長は俺の戸惑いを感じているのか黙ってそこに立っていた。


 媚薬による性欲処理が半端でなく大変なのは昨日の今日で経験済みとはいえ、ただの性欲処理と勝手が違うことはよくわかった。
 だって、手淫とか口淫だけで済むはずがなくきっと俺の後ろも使わないといけないだろう。
 昨日初めて埋められたばかりの俺には簡単に了承出来るほど寛大な心を持ち合わせているわけではない。
 だってその行為に俺は少し怖いと思っている。
 なぜならあの行為は俺の思考も理性もはぎ取って、訳が分からなくなって、肉欲に支配されればこの口はあられもない言葉を吐き出す。
 俺はそれが怖かった。


 それでも俺は、震えそうになる心を叱咤して、覚悟を決めた。
 俺の決意を感じ取ったのか副隊長はゆっくりとまたその歩みを進めた。
 今度はきっと目的の場所へと連れていかれるのだろう。
 覚悟を決めたけど、やはり恐怖はすべて拭い去られたわけではない。そのせいか俺の歩みは鈍かった。
 ゆっくりと歩いてくれている副隊長を見失ってしまうほどに俺の歩みは遅かった。
 そんな俺を急かすわけでもなく、副隊長はゆっくりと、時には俺がある程度追いつくまで立ち止まったりとしながらこちらを気遣うように進んだ。
 きっと俺は、そんな副隊長が案内人でなければ、きっと歩くことを止め、立ち止まり、ともすれば引き返していただろう。


 そうこうするうちに、俺たちは目的の天幕の前についていた。
「うみの中忍をお連れしました。これから彼を中に入らせます」
 天幕の中に向かって声をかけて、副隊長は俺に入れと促した。
 俺が副隊長の横を通り天幕の入口へ向かうとすれ違いざまに彼は
「うみの、すまん!!」
 本当にすまなそうに、俺に聞こえるか聞こえないかの声をかけてきた。
 俺は思わず副隊長を顧みたが、その無表情の顔からは何かを窺うことは出来なかった。
 俺は副隊長に黙礼をして天幕の中に入って行った。
 副隊長は俺が天幕の中に入ったのを確認すると、その場から瞬身の術を使ったのか一瞬でその気配が消えた。




 天幕に入った俺は、人の気配がまるでしないことに戸惑いを感じながらランプに火も灯されていない暗闇に向かって儀礼的に俺は声をかけた。
「うみの イルカ。召喚に応じ参上いたしました」
 俺の声に反応したのか、微かに気配が動いた。
 ジッと目を凝らしてみると、奥の寝床に小山のようにこんもりとしたモノがあった。
 俺はその小山の様なものの正体を確かめる為に、気配を隠すことをしないでそれに近づいた。
 あと少しで、手が届くという時に、俺の視界はぐるりと回って気がついた時には俺は寝床の上に押し倒されていた。
 目の前には、俺が逃げないように拘束して覆い被さるカカシ先生がいた。
 カカシ先生は、昨日と同じように熱くて荒い息を吐きながら、熱い眼差しで俺を見つめていた。
 俺は、思ってもみなかった人物に押し倒されていて吃驚していたので俺の喉から出た声は目の前の人物の名の一部だった。
「カ・カ・・・」
 ここは戦場なのに、俺はうっかり下の名を口にしようとしていた。
 しかし、俺の声を聞いたカカシ先生は何かに突き動かされるように、性急に事におよんだ。
 およぶ際に彼はひと言「ごめん」と零したようだった。
 しかし、その声はあまりにも小さくまるで独り言のように零れ落ちた為、俺の耳には届く事はなかった。


 カカシ先生は俺のズボンを下着ごと脱がし四つん這いにし、ならすこともしないで俺の後ろを、その剛直で穿った。
 俺の体は酷い程の激痛に支配されていた。
 ぬるっとした何かが腿を伝って流れおちた。
 無理やり貫かれたせいで、切れてしまって血が流れおちたようだった。
 カカシ先生はまるで獣のように俺の体を我武者羅に食い荒らした。

 初めの方はただ痛いだけの行為だったけど、だんだんとならされてきたのか、それともなれてきたのか、俺の血と、カカシ先生の吐き出したモノで滑りが良くなったのか、あまりの痛さに痛覚がマヒしてしまった副産物のせいなのか、俺は少しずつ快楽を拾い出していた。
「ふっ・・・ んぁ・・・・・・ ん――― !!」
 次第に俺はあられもない声を上げ始めていた。
 イきたいのにイけない拷問のような時間を過ごしながら俺はいつしか意識を手放していた。



 まどろみを彷徨っていた俺の意識は体をめぐる何とも言えない感覚によって、覚醒へと向かっていた。
 感覚が覚醒へと近づけば近づくほどに、俺は体が熱くて熱くて、体に籠ったこの熱い熱を発散したくて、俺は・・・

「っあぁぁぁ――――!!」

 俺は前を弾けさせ、上げた自分の声によって、完全に覚醒した。
 そんな俺の目に飛び込んできた光景は・・・
 俺の股間に顔を埋めたカカシ先生だった。
 俺は、『あんた!! 何やってるんですか』という為に思いっきり息を吸って、口を開いたけれど、カカシ先生の巧みな口淫と指技で、前と後ろを同時に弄ばれ、結局口からついて出たのは、言葉にならない嬌声だった。
 さっき出したばかりなのに俺の昂りはすでにのっぴきならないところまで来ていた。
 俺が目を覚ましたからなのか、始めからそうするつもりだったのか、カカシ先生は俺の前を放り出し、それと同時に後ろから指を抜いた。
「・・っあん」
 俺は前と後ろから来る感覚に思わず声をあげてしまった。
 そしてカカシ先生はその滾りを俺に埋めるために、俺を四つん這いにさせて、腰を高く掲げもち勢いよく根元まで埋め込んだ。
 俺は、カカシ先生の逸物が入り込む勢いに押されるように前を弾けさせていた。
 俺は初めて挿入されただけでイってしまったことに驚愕していた。
 俺の記憶にある限りではそんなにこの行為をしているとは思えないのに俺体はまるで淫売女のように熟れているようなそんな錯覚にとらわれた。
 そんな考えに至って初めて俺はもしかしたら、気を失っている間に数日がすぎ去ってしまったのではと思いいたった。
 どのくらいの日にちが過ぎ去ったのかカカシ先生に尋ねたくとも俺は、カカシ先生の激しい律動に言葉を紡ぐ事が出来なかった。
 口を開けば出てくるのは、快楽に喜ぶ喘ぎ声でしかなかった。


 俺は、カカシ先生に抱かれる度に、その意識を手放していた。
 その行為がとても激しいためなのか俺は最後まで起きていられたためしがないのだった。
 そのため、俺の時間感覚はとっくの昔に狂わされていて、この天幕に俺がやってきてからどれくらいの日数が過ぎ去ったのか分からなかった。
 あれから、俺はカカシ先生の欲望の捌け口とされて、連日連夜のごとく抱かれていた。
 結局俺は、カカシ先生の天幕に入って来た日から一度もこの天幕を出たことがなかった。
 俺が起きている時間はカカシ先生に抱かれている時しかなかった。
 それ以外では、意識を失っていた。
 たまにカカシ先生が出ている時に目を覚ますこともあったが、結局は、カカシ先生との行為がたたってかまた眠りの淵へと落ちて行くのだった。
 俺は深い眠りにおちるまでのわずかな時間でひたすらに考えていた。
 どうしてこんなことになってしまったのか? とか、
 なぜ、自分なのか? とか、
 どんなに考えたところで、俺はカカシ先生ではないのだから、その問いには永遠に答えなど返ってこないのかもしれない。
 俺の頭の中は、答えのない疑問が駆け巡っていた。

 その中で分かった事もある。
 カカシ先生とこんな関係になってしまったからこそ分かったこと。
 それは、俺の心だった。
 そんなこと考えもしなかったけど、カカシ先生の性処理の道具とされるようになってから俺は、カカシ先生に自分が恋心を抱いていた事に気がついた。
 初めての時は嬉しかった。
 こんな無骨な自分を抱いてくれたことが・・・
 でも今の関係が始まり、抱かれれば抱かれるほど辛く苦しくなっていった。
 性奴隷もしくは性欲処理の道具でしかない自分が酷く惨めで、心が通わないその行為が嫌だった。
 そうして心が悲鳴を上げ始めた頃に俺は初めて自覚した。
 俺は、カカシ先生の事が、好きだったのだと・・・
 気付いた時にはもう手遅れで、こんな関係になってしまってから気がついた俺にはどうすることも出来なかった。
 カカシ先生の思いがどこにあるかも分からない今の状態でどの面下げて好きだと言えるだろうか。
 それに、こんな関係になっていなかったとしてもきっと俺はこの思いをカカシ先生に伝える気は毛頭ない。
 なぜなら、カカシ先生は、エリートで、上忍で、凄腕の忍びで・・・
 だから、その血を残さなければならない義務があって、そんなカカシ先生に俺のような凡庸とした中忍が釣り合うわけもなく、ついでに言えば、俺たちは男同士で・・・
 上げればキリがない。

 そんな苦しいばかりの現実と辛いばかりの行為で俺の心は悲鳴を上げいつ瓦解してもおかしくないような状態なのに、体は快楽にならされて、猥らに彼のモノを欲しがった。

 いっそう何もかも感じなければ良かったのにと俺は悲嘆にくれた。


 カカシ先生は、天幕に戻ってくると、俺が起きていようが寝ていようがお構いなしに、滾る熱の赴くままに抱き潰した。

 どうやら彼は、俺が気を失っている間に、兵糧丸を飲ませているのだろう。
 俺の体力の減りは思っていた程激しくはなかった。
 しかし、毎日のように抱き潰されて死んだように眠りにつくような生活をしているので、憔悴は避けられなかった。
 きっと顔色もあまり良くないと思う。
 憔悴が進むにつれて、心の衰弱も始まって行った。
 そのせいか俺は塞ぎ込む事が多くなっていた。
 これではいけないと思っていてもどうすることも出来なかった。

 何時ものように四つん這いにされ後ろから貫かれていた俺は、その腕で体を支える事が出来なくて上半身をその布団に横たえていた。
 いつもなら、体を支えているその手はついているシーツを握りしめているのだけれど、今回は手のすぐそばにあったカカシ先生の手首を握りしめていた。
 快楽に溺れた俺はそれを耐える様にその手首を握りしめた。
 絶頂が近づくにつれその手首を力一杯握りしめ、その瞬間にたまらずに爪を立ててしまった。
 カカシ先生は「クッ!!」と呻いて俺の中をカカシ先生のモノで満たした。
 俺は、カカシ先生のうめき声を聞きながら、中への刺激であっけなく遂情した。
 息を整えながら、握りしめていたカカシ先生の手は、以前と比べるとやや、やつれてしまったような感じがした。
 顔色はほとんど見れていないが、ただでさえ白いその腕は夜目に見てもますます血色を悪くして青白く見えるほどだった。

 カカシ先生はこんなになってもどうして俺を抱き続けるのだろう?
 ぼんやりとその腕を見ながらそんなことを考えていた。

 その後も散々カカシ先生に揺さぶられて俺はまた気を失うように眠りについた。

 そんなある日、天幕にアスマ先生と紅先生が訪ねて来た。
 俺はまどろみの中にいたのでそれが夢か現実かその時は分からなかった。
 朦朧とした意識で2人と何かを話したのだけれど、衰弱しきった俺は何も覚えられなかったし、何も考えられなくなっていた。

 そして、俺はその時、2人と接触したことは夢の中の出来事と思っていたので余り深く考えてもいなかった。


 その日を境に、俺はずっとカカシ先生と天幕の中で過ごし、俺の意識が有っても無くてもずっと彼に抱かれ続けていた。
 今まではカカシ先生が戦に赴く前に俺の体を綺麗にしていてくれていたのか対して気にもしなかったけどずっとカカシ先生といる様になって俺はずっと2人で吐き出したモノで汚れていた。
 中も外もソレで一杯で・・・ 俺の嗅覚はすでにマヒしてしまったのだろうか饐えた臭いは嗅ぎとれなかった。



 そして、俺とカカシ先生のこの奇妙な情交は呆気なく幕を下ろした。
 最後の交わりが終わった時カカシ先生は何かを俺に言ってそして天幕から出て行った。
 遂情したばかりで意識が朦朧としていた俺は彼が本当にそう言ったのか自信を持って断言は出来ないけど去り際に彼は『ゴメン・・・ さよなら・・・』と消え入りそうな声でそう言った。



 そして、呆気なく戦いは終焉を迎え木ノ葉の忍びはゆうに半年ぶりに里へと帰還したのだった。


 里に帰りついた俺はどうしてもカカシ先生に逢って話をしたかったのだけれど
 その時にはすでに遅すぎたのか彼が俺の前に姿を現すことはなかったのだった。



fin






ここまで読んでいただきありがとうございましたvv
えー、後書きと言うより言い訳の方かもしれませんがそれでもよろしければ読んでやってくださいませ orz

リク?と言うよりは同じお題の元お話を書きましょうから始まった物語です。
よってお話自体は途中なのですが、お題をクリアとさせていただきましたのでとっても気になる所で切らせていただきました。
出来る限り続きはつくって見たいと思います・・・
っていうかお話の内容(波乱万丈な物語・・・どうしよう)が決まってないのです。
どうやってくっつけよう?
ハッピーエンドにする気は有るのですけどね・・・(汗)
とりあえずは期待しないで待ってて下さい。

中途で終わって本当に申し訳ございませんでしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。






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